100周年ロゴへの想い

大正10年3月3日の創業から1世紀。令和3年3月3日に100周年を迎えるマツ六のロゴマークは、 時代の荒波に揉まれながらも私たちを支えて頂いてきた皆様との「縁 えにし」に 感謝を込めてデザインを致しました。 モチーフは、お祝いで使われる「水引」。 マツ六と隣接する四天王寺が建立された飛鳥時代に遣隋使によって伝えられた水引は、 「物事を清め浄化し邪気を払う力」や「人と人を結び、心をつなぐ」意味が込められています。 水引の紐が幾重にも結ばれるようにこれからも皆様とたくさんのご縁がありますようと願いを込めデザインしました。


創業100周年ロゴのコンセプトショートムービーをお届けします。                  
    
 
      
    

ご挨拶

   新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましてはお健やかに佳き初春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。旧年中は私共並びに弊社に対しまして格別のご愛顧を賜り厚く御礼を申し上げます。

   昨年は新型コロナウイルスが世界中に拡がり、感染者6700万人、死者150万人(2020/12/8 現在)に及ぶ大惨事となりました。感染拡大は現在も尚続き予断を許さない状況であり、特効薬やワクチンの早期開発・接種が待たれます。感染防止対策と経済の活性化のためDX、IT、AIの重要性も充分理解できますが、どうしても補いきれない局面も多々あり、両立の難しさを痛感致しております。創意工夫に挑みながらも早期の感染収束を願うばかりです。

   感染拡大に拠って「ニューノーマル」と云われる行動変容を求められる中、企業経営のあり方についても熟慮する機会となりました。これまで、経営資源が脆弱な中小零細企業にとってニッチな市場へ製品やサービスを集中化する戦略こそ王道だと思っていました。しかしながら『両利きの経営』(著者:チャールズ・A・オライリー、マイケル・L・タッシュマン)では、二兎を追う戦略を推奨しています。確かに想定外の激変が起こり得る昨今では「狡兎三窟」の習わし通りリスクヘッジは不可欠でしょう。製品・市場・売り方・ビジネスモデルを相互に深い関係性の中で分散し、新たな事業機会を求める「探索」と、既存事業を深め伸ばす「深化」をバランス良く推し進めることが激変の時代の舵取りだと結論付けました。さらにこれらを具体的に実践するためにはどうするべきかを考える中で、新たな組織体系が重要であると思いました。従前の経営トップが統治する垂直的な組織体系だけでなく、現場や異業種からの生きた情報を迅速に共有することによって、日々発生する新たな機会や課題に対して、自発的に日替わりのリーダーが立って取り組んでいく「シェアード・リーダシップ」と云われる体系です。組織内にクラウド情報インフラを整備することで、定められたルーチンワークを限りなく減らし、探索や深化に従事する時間を増やすことが可能となります。自社の強みと市場の変化を掛け合わし激変の大波を逞しく乗りこなして参りたいと思います。

   さて、お陰様を持ちまして令和三年三月三日に創業百周年を迎えることとなりました。これもひとえにお取引先様、お客様の永年にわたるご愛顧の賜物と衷心より感謝申し上げる次第です。大正十年、祖父の松本六郎が22歳の時に大阪市南区西賑町に小さな金物卸商を立ち上げました。12歳で故郷の金沢から大阪へ出て、夕刊売りから丁稚奉公を数多経験し、店先が最も忙しくしていた金物卸商に再就職し四年後独立を許されました。関東大震災、第二次世界大戦を乗り越え、国土復興から高度経済成長期に日本中のお客様との沢山のご縁を頂戴し発展して参りました。二代目父、松本重太郎は建築資材の専門商社から技術開発・海外展開・システム開発など幅広い機能の充実に尽力し、近代経営の礎を確立、バブル経済の崩壊から失われた10年と云われた難しい時代を乗り越えました。平成から令和にかけては創業以来の卸売業に加え、先代が残してくれた知見や機能を事業化しバリアフリー建材メーカーを立ち上げ、ファーストリフォーム(カタログ・ネット販売事業)等に取り組み現在に至っています。今後は皆様から賜った沢山の「縁(えにし)」を次の百年に紡ぐ取り組みこそ今を生きる私達の使命と心得、これからも社員一同「協調互敬」の精神で精進して参ります。何卒宜しくお願い申し上げます。

   本年は辛丑(かのとうし)です。十干の「辛」は陰の金、十二支の「丑」は陰の土、相性は「土生金」となり土を掘って金(金属)を得る。つまり「物事がほかの物事を促進したり、育てたりする関係」を意味しています。又「丑」は嬰児出生時の握り拳から出来た漢字で、「誕生・創造」などを表しています。まさに今年は挑戦によって誕生と創造に結びつく縁起のいい年であるといえます。

   本年が皆様にとりまして幸多き年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
マツ六株式会社
代表取締役社長 松本 將
(日本建築材料協会 会長)
(大阪商工会議所 常議員)
(大阪ロータリークラブ 所属)