想いが宿る手すりという家具

 

4月10日は

「インテリアを考える日」だそうです。

 

我が家にある、想いが宿る家具。

 

30年以上使っている食卓の椅子は、

少し座面が低い。

でも妙に落ち着くサイズが気に入っています。

 

少し無理をして買ったソファー。

ここに座りながら、いろいろな事がありました。

 

大昔に買ったトースターは、

ときどきヘソを曲げるが、

今でも毎日、こんがり焼いてくれます。

 

モノには魂が宿るという

それは記憶や想いが

とどまるからだと思います。

買ったモノ。貰ったモノ。贈ったモノ。

想いが宿り、蓄積する。

 

支えたい気持ちが伝わる、

手すりという家具「LOHATES」。

想いが宿り、あなたの元へ

多くの人を笑顔に出来たら良いですね。

 

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mazroc×graf 対談 ~デザイン手すりのススメ~【前編】

デザイン手すりのススメ

これからの時代、ますます需要が高まっていくシニア市場。暮らしをより安全・快適に、だけどスタイリッシュさも忘れずに……。そんな思いから生まれ、注目を集めているデザイン手すりをご紹介します。

=本庄 彩 写真=伊藤 信 家具=graf Narrative 3/6 Sofa
text : Aya Honjo photo : Makoto Ito

クリエイティブから発想する手すりという〝家具〞

手すりとひと口に言っても、階段などに取り付ける固定式だけではない。建築金物の老舗メーカー「マツ六」から発売された「LOHATES」は、持ち運び自由な据置式。タッグを組んだのは気鋭のクリエイティブユニット「graf 」だ。マツ六社長の松本將氏、graf 代表の服部滋樹氏、デザインを担当した松井貴氏に開発秘話を聞いた。

――今回、コラボレーションされた経緯を教えてください。

松本  graf さんはモノ単体だけでなく、空間もプロデュースされている。住環境と密接に関わる我々の理念とマッチするということもあり、デザインをお願いしました。

松井 僕はいま40代後半なんですが、自分自身にとっても遠い未来ではないし、親も身体が弱ってくる時期。お話をいただいた時、自分が〝当事者〞になったらどう感じるのか?インテリアにどう落とし込めるか?と興味があり、ぜひやってみたいと思いました。

服部 いままでの手すりはあくまで介護補助用品の位置づけ。家具として該当するジャンルはなかったけれど、きっと近い将来、手すりは人口の大多数に必要になってくると思います。そうすると家具のひとつとして組み込まれていくはず。そんな展望をもつきっかけとなりました。

 

MAZROC×GRAF 対談 ~デザイン手すりのススメ~【後篇】につづく

 

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mazroc×graf 対談 ~デザイン手すりのススメ~【後編】

スマートシニアの暮らしを支えるデザインの力

松本 弊社は手すりを取り扱って19年になりますが、もっとおしゃれな商品をつくってほしいという声は以前からあったんです。

松井 確かに、従来の手すりは家の中で存在感がある。それを払拭して、いい意味で〝特別感〞がないものにしたいなと思いました。

――「LOHATES」は、親近感がわくデザインですね。

松井 必要な機能と使い心地、触り心地をまとめ「これ何だろう?」と興味をもって近寄りたくなるかたち、触ってみたくなる素材感を意識しました。スマートな4本脚で支える構造は、椅子やベッドのそばまで引き寄せやすく、立ち上がりを邪魔しないかたちを追求した結果です。最大使用者体重100㎏を想定した強度テストもクリアしています。

松本 家の中で気軽に持ち運んでもらえる重量もポイントでした。運動器機能が低下している方々にとって、2㎏がひとつの目安。「LOHATES」も2㎏以内に収まりつつ、安定感もある重量(約1・8㎏)に設定しました。

――「LOHATES」をどんなシチュエーションで、どんな方に使ってもらいたいですか?

松本 実は「まだ年寄り扱いされたくない!」とおっしゃる方にこそ使っていただきたい(笑)。これは介護用品じゃなく家具だから、まず置いてみてくださいと。椅子や床からの立ち上がりなど、日常の動作がぐっと安全、快適になります。手すりなどなくても大丈夫と思っていても転倒し骨折でもすると、本人も周りも生活が一変してしまいますから。

松井 ちょっとしたことでリスクを予防できるんですね。住まいに抵抗なく取り入れられるデザインに仕上がったと思っています。

松本 お子さんから親御さんへの、贈り物の定番になってほしいですね。たとえば母の日に、お花と一緒に贈っていただいたり。

服部 それ、すてきですね!

松本 スマートシニアの方々が利用されるハイクラスのホテルや旅館でも、おもてなしの一環としてぜひ取り入れていただきたいです。

――今後ますます進んでいくであろう高齢化社会に向けて、デザインが果たせる役割をどのように考えていらっしゃいますか?

服部 サポート用品のデザインは、機能と嗜好の両方を考えて進化していく必要があると思います。単なる課題解決でなく、僕たちは今回のように少し先の提案をしていきたいですね。それこそ本当のデザインの力だと思います。

松本 そうですね。アクティブなシニアの方々が、元気に人生をまっとうできるお手伝いをしたい。

「LOHATES」がそのきっかけになれたらと願っています。

 

 

 

1921 年創業。「快適で豊かな住環境」を目指し、住宅メーカー・リフォーム市場・DIY市場へバリアフリー関連商品を提供。近年はアクティブシニアの快適な暮らしをサポートする商品開発に注力

 

 

大阪を拠点に、家具・空間・プロダクト・グラフィックのデザインから食、アートにわたって、暮らしにまつわるさまざまな要素をものづくりから考え実践するクリエイティブユニット

 

 

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『RENOSTA』に掲載されました

誰かが用意した枠組みや、既存の価値観にしばられることなく、自分のスタイルで生きる・暮らす・表現するヒト・モノ・コトをピックアップし、発信していくライフスタイルマガジン

RENOSTA』(リノスタ)に掲載されました。

 

大切な人の暮らしを、そっと支える【LOHATES】

 

 

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